右の腰だけ痛い!筋肉?内臓の病気?原因3つ

「いてて…仕事で座りっぱなしの後に、急に動くと右の腰だけがズキッと痛い」

「夜になったら右の腰が重く、だる痛い…もしかして病気?」

「朝起きるときにピキッと鋭い腰の痛さを感じる。」

あなたはこんな腰の痛さに悩まされていないですか?もし腰が痛くても、一日中腰を全く動かさないようにするなんて到底無理なので、一度腰痛が出てしまうとかなりの頻度で痛さを感じることが多いと思います。

しかも家事や育児、お仕事をしなければいけない状況にあると余計無理するしかない…と言った方も少なくないですよね。

しかも、右だけ、左だけ…など、左右どちらか片方の腰が痛い方はすごく多いです。そうなると余計に「歪んでいるの?」「病気かな?」「筋肉が右だけ傷んでるのかな?」など、余計に不安になってきますよね。

今回は、そんな右だけの腰痛があるあなたへ、可能性がある原因と、その対処をお伝えします。あなたの辛い腰痛が改善するヒントになれば嬉しいです。

 

腰痛の原因は!?

右だけの腰痛

腰痛は今や国民の40%の人が感じたことがあると言われています。感覚的にはもっと多いかもしれません。

そんな腰痛の主な原因としては

  • 腰椎(腰の骨)の歪み
  • 腰椎(腰の骨)の病気:腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・側湾症など
  • 筋肉の炎症・損傷(筋肉の繊維が切れること)
  • 関節の炎症・損傷(関節と関節の間に炎症を起こすこと)
  • 内臓の病気・疲労(主に腸・子宮・腎臓)
  • 妊娠・出産後の骨盤の歪み

などになります。

そして、それぞれ原因によって、症状の出方も少しずつ違ってきます。

では、その症状の違いと、右だけ腰が痛くなる場合はどんな可能性があるのかを考えてみましょう。

 

 

あなたはどのタイプ!?右の腰だけ痛みが出る原因3つ

今から右の腰だけ痛む原因として考えられることをお伝えしますが、あくまで目安として役立ててくださいね。まずは整形外科・整骨院・接骨院に行かれることをお勧めします。

右の筋肉が原因の場合

あなたの右の腰の痛みにこんな特徴があれば、筋肉の炎症や疲労が原因で痛み起こっている可能性が高いです。あてはまるものはありますか?

  • 朝の痛みは弱く夜になる程痛みが強くなる(だる重くなる)
  • 動き始めにズキッという痛みを感じる
  • 太ももの裏やふくらはぎが張っている
  • 右腰を触ると(左に比べて)極端に冷たい、または熱を持っている
  • 以前より、運動不足を感じている

さて、どうでしょうか?

尚、右の腰が痛くなる原因として、まず血行不良が起こります。そうすると、筋肉は通常より柔軟性がなくなり、硬くなります。そして何かの拍子で筋肉が切れやすくなります。(ギックリ腰になりやすい方もこれに含まれます)

その結果、炎症がまだ起こっていない場合は触ると冷たく、だる重い痛さを感じ、炎症が起こってしまっている場合は触ると熱を持っていて、ズキズキ痛みます。

筋肉が原因の場合は、まず筋肉に血液を流し、筋肉が正常な柔軟性を取り戻せたら痛みは治まり、繰り返しにくくなりますので、

  1. ふくらはぎ・膝の裏・太ももの裏のマッサージをする
  2. 足を組むなど、片方の腰の筋肉を引っ張ることを控える
  3. 水分(ぬるま湯・白湯)をとる

以上のことを意識してみてください。

尚、インナーマッスルや腹筋を鍛えることも重要ですが、腰痛があるときにトレーニングをすることは一概に勧められませんので、整形外科・整骨院・接骨院の先生に相談してみてくださいね。

右側の内臓の疲労

右側の内臓の疲労が原因で、右だけ腰が痛い方も意外と多くいらっしゃいます。

のたうち回るような痛みや腹痛も伴う痛みがある場合はすぐに病院に行ってください。病院で何もないと言われたけど、これらに当てはまる方は内臓が疲労している可能性がありますので、是非参考にしてくださいね。

  • 右の腰に重い痛みがある
  • 痛みが日によって違う(特にストレス・食生活によって強くなる)
  • 油っぽいもの、塩辛いものが好きだ
  • 便秘がある
  • むくみが激しい
  • (女性の場合)排卵痛がある

これらの症状がある方は、右の腎臓・もしくは腸の右側・(女性の場合)卵巣に疲労がある可能性があります。内臓に疲労があると、臓器が重力に勝てず、下がってきてしまいます。その結果、腰の筋肉や神経を押して痛みが出ることがあるのです。(便秘の場合は腸がパンパンに張って筋肉や神経を押します)

これに当てはまる方は、生活習慣の改善をする必要があります。

  1. 砂糖と塩、油物を控える(特にお菓子・ラーメン・揚げ物)
  2. ナトリウム・カリウムを意識して摂る(軟水がオススメです!)

この2つだけ意識してみてください。

生活習慣というのは癖になっているものなので、これだけでも結構辛いかもしれません。意外と内臓の疲労の段階でも腰痛などの原因になりますし、もっと疲労してしまうと病気になりやすくなるので予防のためにも頑張ってくださいね!

骨盤の歪みが原因で右腰の痛みが出ている方

骨盤

本来・骨盤の歪みや猫背などは、寝たらリセットできるようになっています。

骨盤の歪みは今回は女性優先でお話ししていきますね。

しかし、疲労が積み重なって自分で治せるレベルではなくなったり、妊娠などで骨盤が慢性的に歪む状況にあったりすると、歪んでいることが当たり前になってしまいます。

  • 腰の下(お尻近く)がピキッと痛い
  • ここ1年以内で妊娠や出産をした
  • 靴の裏の減りが左右で違う
  • 最近生理痛がひどい

上記に当てはまるあなたは、骨盤の歪みが原因で右腰の痛みが出ている可能性があります。

この場合、自分でできることは少なくなりますが、

  1. 足を組まない
  2. 骨盤底筋群を鍛える
  3. 骨盤矯正をする(産後の方は特に早めにされることをお勧めします)

の2点で改善できます。

骨盤が歪むと、骨盤の中にある子宮や卵巣、腸、筋肉に負担をかけやすいので、腰痛以外に、内臓の疲労やぽっこりお腹の原因にもなりやすいです。

是非、早めに整骨院や接骨院の先生にご相談ください。

右腰の痛みは普段の生活が原因になっている!

腰痛の改善には睡眠が大事です

右腰の原因は、間違いなく、普段の生活でのアンバランス・生活習慣の乱れが原因になっています。原因が何にしろ、共通するのが、

  • 睡眠をしっかり摂る
  • 水分を1.5ℓ〜2ℓ(正しくは体重によって違います)は摂る
  • 長時間歪んだ姿勢で座ったり寝たりしない

この3点です。

なぜなら、睡眠は、筋肉や内臓、関節の間にあるリンパ液や血液を回復させる何よりのお薬だからです。健康な方は、寝て起きたら歪みや疲労が取れるのです。ただでさえ痛みが出ているのに、睡眠も取れていないとなると痛みを治すどころか、どんどんひどくなったり、慢性化してしまう原因にもなります。

そして良質な体液(血液・リンパ液)を巡らせたり、痛みを出す成分をおしっことして出すためにもお水が必要になります。

そしてどんなに健康な体でもずっと歪んだ姿勢でいるとそのくせがつき、左右のどちらかの筋肉に負担をかけることになります。せっかく睡眠や水分量を意識しても、毎日長時間足を組んでいたらやはり歪みは出てきます。

こういったことから、原因にかかわらず、上記のことも意識してみてくださいね。

まとめ

笑顔の女性

さて、いかがだったでしょうか?あなたの症状に当てはまるものはありますか?

右だけ腰が痛いと、不安になることは多いですが、腰痛の中でも右だけ…左だけ…なんてことは少なくありません。

しっかり原因を把握して、原因を解決していくことで痛みはほぼ100%、しっかり取れていくのでご安心ください。あなたの右腰の痛みが改善して、毎日の生活が快適に過ごせることを心からお祈りしています。

札幌円山あおば鍼灸接骨院(旧札幌円山このは整骨院)